キャットフードをまとめ買いしたは良いが量が多くて気づいたら賞味期限が切れていた、でももったいないからついつい猫ちゃんに与えてしまっているなんて経験あるかと思います。
そこで今回は、賞味期限切れのキャットフードを食べさせるのは少し危険で注意をしなくてはならないということを紹介していきましょう。
キャットフード教授
賞味期限とはどういうものなのかを知ろう!
そもそも賞味期限というのはどういう期限であるのか明確に知らないという人も多いかと思います。
賞味期限というのは簡単に言ってしまうと、その食品を美味しく食べられるまでの期間のことを指しています。
キャットフードでいえば「その期間内であれば猫ちゃんが美味しく食いつき良く食べてくれますよ」といったイメージです。
また、引き合いに出されることが多いのですが「消費期限」というものも存在します。
消費期限というのは提示されている期間内であれば安全と品質は保証しますよといった期間で、基消費期限を過ぎてしまった食品は安全性において信用ができなくなってしまうので廃棄してしまうのが基本です。
賞味期限と消費期限を比べると賞味期限の方が危険度は低いため、キャットフードの賞味期限を確認せずに猫ちゃんに与えている飼い主さんもいるかもしれません。
賞味期限が切れたキャットフードを与えることが危険な理由!
賞味期限が切れたキャットフードはあくまで美味しく食べられる期限となっているため、多少過ぎたとしても問題ないかのように思ってしまいます。
しかし、賞味期限を設定しているということはそれだけ品質が落ちてしまうということなので、グルメ家な猫ちゃんにとっては食べたくないものと言っても過言でありません。
猫ちゃんは特に味・匂いに関して敏感なので、少しでも自分の気に入らないものであればいつも食べていたものでも全く口にしないということもあるのです。
また、品質が劣化していくということは栄養価も少なくなってしまうということなので、安全面・栄養面ともにおすすめできないことになります。
また、安価なキャットフードによく含まれている人工添加物も時間が経ち劣化してしまうことによって猫ちゃんの身体に悪影響を与えてしまいますので賞味期限が切れたキャットフードはできるだけ与えない方が安全です。
キャットフード教授
キャットフードの賞味期限に関わる4つの注意点
キャットフードの賞味期限が切れてしまうのが危険という言い方はすこし大げさかもしれませんが、やはり猫ちゃんには美味しいものを食べて欲しいですよね。
では、次にキャットフードの賞味期限に関わる注意点について見ていきたいと思います。
- ドライタイプ・ウェットタイプのキャットフードの賞味期限を知ろう
- 未開封と開封後の賞味期限には気をつけよう!
- セールで安く購入できるキャットフードは賞味期限に要注意!
- 安全性の高いキャットフードは賞味期限が短い!
この注意点をしっかりと理解しておくことでよりキャットフードについて知ることができます。
では、それぞれを詳しくみていきましょう。
ドライタイプ・ウェットタイプのキャットフードの目安賞味期限
キャットフードは1種類だけではなく大きく分けてドライタイプとウェットタイプの2種類があります。
この2種類はパッケージも違えば保存方法も違うため、それぞれの賞味期限も異なってくることを把握しておかなくてはいけません。
ドライタイプのキャットフードというのは袋にパッケージされていることがほとんどで、大体1~2年が賞味期限の目安です。
一方、ウェットタイプのキャットフードは缶詰やレトルトパウチのような袋にパッケージされていることがほとんどで賞味期限は大体2~3年となっています。
ウェットタイプの方がなぜ賞味期限が長いのかには理由があり、1つ目として水分が多く含んでいるために保存料を添加しているからです。
水分が多いと品質劣化が早くなってしまうため、多くのウェットフードには保存料が添加されています。
すべてのウェットフードに含まれているというわけではありませんが、それによって賞味期限が長くなっていると言えるでしょう。
また、容器も密閉タイプのものが大半なので、空気に晒される危険性も少なく品質劣化がしにくいという点も2つ目としてあげられます。
ただ、開封してしまうとドライタイプのキャットフードよりも品質劣化が早くなってしまうため、なるべく1食で使い切ってしまうのがおすすめです。
未開封と開封後の賞味期限には気をつけよう!
キャットフードのパッケージに記載されている賞味期限というのは未開封で最適な環境で保存している状態のことを指しており、開封後の賞味期限はまた変わってくるので気をつけなくてはなりません。
大体開封後というのは1ヶ月で消費できるように調整するようにしてください。
また、キャットフードは空気に晒されることによって酸化し、品質が劣化してしまうので適正な保存方法で保管しておくようにしましょう。
おすすめは密閉容器に入れて直射日光の当たらない涼しい場所に置いておくことがベストです。
詳しい保存方法については【キャットフードの正しい保存方法と容器の選び方・使い方!】を参考にしてみてください。
セールで安く購入できるキャットフードは賞味期限に要注意!
よく通販やペットショップでセールと称して定価よりも安く購入することができ、実際に購入しているという方もいるのではないでしょうか。
しかし、キャットフードが安いのには理由があり、その中でも賞味期限が近いために安くなっているという理由が多いです。
そのため、よくセールをしている理由を見ないで安いからというところだけ見てしまい購入しているのであれば注意をしなくてはなりません。
開封後1ヶ月で使い切ることをおすすめはしていますが、賞味期限が近くなったもののほうが品質は落ちているため、安全面を考えるのであればあまり賞味期限が近いキャットフードを購入しないようにしましょう。
まとめ買いをすると賞味期限切れに悩まされることが多くなる
毎回キャットフードを購入することが面倒、あるいは多頭飼いをしているためについついまとめ買いをしてしまうという人も多いです。
しかし、まとめ買いをすることによってキャットフードが余ってしまい賞味期限切れを起こしてしまうのは猫ちゃんにとって良くありません。
また、大容量のキャットフードというのはそれだけ空気に晒される機会が多くなってしまうため、酸化しやすく品質も劣化しやすくなってしまいます。
そのため、まとめ買いをするよりも定期購入サービスを利用して定期的に新鮮なキャットフードを届けてもらうなどの対策をした方がおすすめです。
安全性の高いキャットフードは賞味期限が短い!
キャットフードによっては賞味期限がかなり長いものがありますが、安全性の高いキャットフードに関しては賞味期限が短いものがほとんどです。
その理由にキャットフードに保存料や着色料といった人工添加物を使用していないという点にあります。
人工添加物は猫ちゃんの身体には良くないものなので、安全性を考えるのであれば無添加なキャットフードを選ぶべきです。
賞味期限が切れてしまったキャットフードよりも人工添加物が多いキャットフードの方が猫ちゃんの身体には悪影響になるので、賞味期限が短いキャットフードの方が無添加である可能性が高いということも覚えておきましょう。
賞味期限内で消費するのが猫ちゃんにとって最高のキャットフード!
人が口にする食べ物は鮮度が良い物のほうが美味しく感じるのと同じように、猫ちゃんにとって鮮度というのは食いつきに大きく関与してきます。
賞味期限内といえど味・匂い・品質は徐々に劣化していくため、できるだけ早めに使い切れるよう猫ちゃんが食べるキャットフードの量を計算して購入するようにしましょう。
キャットフード教授