日本ではまだまだ希少種に分類されるボンベイは、漆黒のごとく美しい被毛を持ち、金色の瞳で猫好きを魅了します。
ボンベイを飼い始める人、あるいはすでに飼っている人の中でキャットフードはどのようなものがおすすめなのか知りたいという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はボンベイの猫ちゃんのための餌の選び方とおすすめのキャットフードをランキング形式で紹介していきたいと思います。
キャットフード教授
ボンベイのキャットフードの選び方!3つのポイント!
ボンベイは日本では珍しいということからキャットフードはボンベイ専用のものを与えなくてはならないのかと不安に思っている人もいるかもしれませんがボンベイ専用のキャットフードではなくても良いので安心してください。
大切なのはボンベイの特徴に合った適切なキャットフードを選ぶということです。
今回ボンベイのキャットフードの選び方のポイントは以下の3つとなります。
- カロリーがあまり高くない
- 動物性タンパク質が豊富に含まれている
- 消化吸収の妨げとなる穀類は不使用
この3つのポイントをしっかりと把握してキャットフードを選別すれば、より安全性が高くボンベイ向きのキャットフードを見つけることができるでしょう。
では、早速この3つのポイントそれぞれについて詳しく見ていきたいと思います。
1. カロリーがあまり高くない
ボンベイの身体的特徴は脚が長くスリム体型なので、あまりカロリーが高いキャットフードを与えすぎてしまうと肥満状態になり見栄えが悪くなってしまいます。
また、仔猫の時期は成長期なので高カロリーのキャットフードは問題ありませんが、年齢を重ねるに連れて高カロリーフードは消化に負担をかけてしまうという点も注意が必要です。
具体的な数値を出すのであれば400kcalを越えない程度のキャットフードを選ぶのがおすすめといえます。
肥満になってしまうと運動不足になりがちになるだけでなく糖尿病などの病気を併発してしまうのもリスクの1つです。
ヘルシーで消化に良いキャットフードを与えると良いでしょう。
2. 動物性タンパク質が豊富に含まれてい
猫ちゃんは肉や魚を食べて栄養を補給できる生き物なので、動物性タンパク質が豊富に含まれているキャットフードは健康を保つ上で非常に重要です。
原材料をみてみると一番最初の欄にとうもろこしや小麦といった穀物類がきているキャットフードは動物性タンパク質が豊富に含まれているとはいえないので避けるようにしましょう。
また、動物性タンパク質の品質も重要です。
動物性タンパク質の品質を見極めるためには原材料名欄にどのような状態・部位のものであるかを明記しているという点がポイントとなります。
骨抜きチキン生肉、フレッシュサーモンなどの表記があるものは品質に信頼のおけるキャットフードと言って良いでしょう。
キャットフード教授
3. 消化吸収の妨げとなる穀類は不使用
猫はほぼ肉食動物という話を先ほどしましたが、キャットフードの中には良く穀類が含まれているために雑食性だと勘違いしている方をよく見かけます。
しかし、猫にとって穀類は消化が苦手なものでアレルギーのリスクも持っているため摂取する必要はありません。
そのため穀類不使用、あるいはグレインフリーといったキャットフードを選ぶようにしましょう。
なぜ猫ちゃんにとってあまり良い影響を与えない穀類がキャットフードに含まれているかというと、生産者側の都合が隠されています。
穀類というのは非常に安価で購入することができ、キャットフードのかさ増しにはもってこいのためしばしば穀類が含まれているのです。
細菌の傾向ではグレインフリーと表記されたキャットフードも多くなってはきていますが、まだまだ原材料欄をしっかりと確認する必要があるでしょう。
ボンベイ用のキャットフードの比較一覧!
今回紹介したボンベイ用のキャットフードを選ぶ際の3つのポイントを覚えておいて欲しいところですが、このポイントを基に市販されているキャットフードを選ぼうとなると非常に苦労することになります。
そこで、当サイトで調査した中で安全性が高く全ての猫におすすめできるキャットフードが10種類ありますのでボンベイのポイントに沿って簡単な比較をしていきましょう。
キャットフード教授
キャットフード | カロリー | 動物性タンパク質含有率 | 穀類不使用 |
カナガンチキン | 390kcal | 60%(チキン) | |
モグニャン | 380kcal | 63%(白身魚) | |
ファインペッツ | 427kcal | 85%(アヒル&ニシン) | |
カナガンキャットフードサーモン | 380kcal | 73%(サーモン) | |
ジャガー | 383kcal | 80%(チキン) | |
オリジン | 400kcal | 90%(チキン) | |
アーテミス『オソピュア』 | 386kcal | 40%(サーモン) | |
アーテミス『フレッシュミックス』 | 392kcal | 33%(チキン) | |
アカナ | 406kcal | 37%(チキン) | |
ナウフレッシュ | 394kcal | 31%(チキン) |
このように一覧で比較してみると、カロリーに関して400kcalをオーバーしているキャットフードがいくつかあります。
動物性タンパク質はどれも全て豊富に含まれているので問題ありませんが、穀物が含まれているかどうかについては少しシビアに比較をしています。
実際に成分表示を見てみるとわかりますが、アレルギー性の低い穀類でも含まれている場合は△や✕に評価をしています。
また、穀類ではありませんが豆類が多く含まれている場合、消化吸収の面で若干の差があるので◯という判定をつけました。
何度も言ってしまうことになりますが、決して安全性について低品質であるというわけではなく、ボンベイにとって適切なキャットフードを選ぶ場合の比較となっているので勘違いをしないようにしてください。
ボンベイにおすすめのキャットフードランキング!
安全性の高いキャットフード10種類を用いて簡単な比較をしましたが、どれがよりボンベイ用のキャットフードにふさわしいのでしょうか。
先ほどの3つのポイントを踏まえてさらに3つのキャットフードに絞ってランキング形式で紹介していきたいと思います。
どの餌が良いのかわからないという方も、メイン原料は肉と魚の両方をランキングに入れているのでボンベイの猫ちゃんが好みな法を選ぶと良いでしょう。
カナガン
- 高すぎず低すぎないバランスの取れたカロリー
- 高品質チキンを60%使用
- 穀類不使用
- 人工添加物不使用で安心
- チキン好きなネコちゃんにおすすめ
また、安全性にはとても信頼ができ、人工添加物は一切使っておらず自然の香りで猫ちゃんの食いつきも良いのがこのカナガンの最大の特徴と言って良いでしょう。
モグニャン
- 仔猫からシニアまでおすすめできるカロリーバランス
- メイン原料は消化の良い白身魚をたっぷりと使用
- 穀類不使用
- 人工添加物不使用
- 消化吸収率が良いので消化機能の弱い猫ちゃんにもおすすめ
何より消化吸収効率が良いので、食の細くなってしまったシニア猫ちゃんや離乳食始めたての消化機能がまだ成熟していない猫ちゃんにうってつけなキャットフードとなっています。
カナガンキャットフードサーモン
- 栄養豊富でありながらヘルシー
- サーモンをメインに高タンパク質
- グレインフリー
- 人工添加物不使用
- 魚の香りが猫ちゃんの食欲をそそる
メイン原料がサーモンなので猫ちゃんの消化に良い&DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)の血液サラサラ効果もあるキャットフードといえます。
ボンベイ用のキャットフードのQ&A!
ボンベイの猫ちゃんの魅力にハマってしまうといつまでも一緒にいたくなることはまちがいありません。
しかし、いつまでも健康でいるためにはただ一緒に過ごしているのではなくボンベイの猫ちゃんのことをよく観察して、適宜正しい対処をする必要があります。
では最後にボンベイ用のキャットフードのQ&Aについて見ていきましょう。
- ボンベイがキャットフードを食べてくれない3つの原因
- ボンベイがなりやすい病気とキャットフードによる予防方法
今回は以上の2つの質問にこたえていきます。
キャットフード教授
ボンベイがキャットフードを食べてくれない3つの原因
新しく安全性が高くボンベイにおすすめのキャットフードに切り替えた際に起こる問題として猫ちゃんが思ったように食べてくれないということがあります。
では、なぜキャットフードを食べてくれないのか、以下の3つの原因が考えられるのでみていきましょう。
- 餌が急に変わりびっくりしている
- 餌が好みではない
- 病気の可能性
キャットフード教授
餌が急に変わりびっくりしている
猫は警戒心の強い生き物なので、新しい餌を購入してきたからといっていきなり全ての餌を新しい餌に切り替えるのは良くありません。
猫は普段食べている餌の匂いや味を覚えていますので、違った餌が出されると口にしないことがほとんどです。
対策としてはまずは今まであげていた餌に新しい餌を少量ずつ混ぜて、徐々に新しい餌の量を増やしていくという方法が良いでしょう。
餌が好みではない
上記の方法でも餌を全く食べないということであれば、もしかすると新しく購入してきた餌がボンベイの猫ちゃんの好みではないという可能性も視野にいれておかなくてはなりません。
ボンベイといっても猫ちゃんそれぞれに好みがあり、特に猫ちゃんは好き嫌いがはっきりしていているグルメ家なので、違う餌で試してみるという方法が適切だといえるでしょう。
また、仔猫のときに食べたことのある食材しか口にしませんので、仔猫から飼う場合はしっかりと肉と魚の両方のキャットフードを与える機会を設けてください。
病気の可能性
一般的に考えて24時間以上餌を食べない場合は病気を疑いましょう。
どのような病気になっているかは素人目では判断がつかない部分もあるため、しっかりと様子をみて餌を食べないようであれば病院へ連れて行ってください。
ただし、普段食べる時間でも食べないという場合はもしかすると猫ちゃんが食べる気が起こらないだけかもしれません。
病気は早期発見早期対策が鍵ですが、猫ちゃんの気まぐれによって早とちりしないように注意してください。
ボンベイがなりやすい病気とキャットフードによる予防方法
猫ちゃんそれぞれになりやすい病気というのは存在し、ボンベイもまた例外ではありません。
その中で、キャットフードによって予防することができる病気は以下となっています。
- 尿路結石
- 気管支炎
ボンベイは元々尿道が狭いという形質があることから、膀胱から尿道の間に砂や石ができてしまう尿路結石になりやすいとされています。
この尿路結石はタウリンやビタミン不足によって起こりやすくなってしまうので、動物性タンパク質を豊富に含んでいるキャットフードをしっかりと与える必要があるのです。
また、気管支炎もボンベイは起こしやすく、ウィルスや細菌によって感染する場合とアレルギー性のものがあります。
ウィルスや細菌によって感染する場合はキャットフードではなくワクチン接種によって症状を抑える必要がありますが、アレルギー性のものは食べるものによって予防できます。
特に穀物類はアレルギーを起こしやすいため、穀類不使用・グレインフリーのキャットフードを選んであげてください。
また、人工添加物も気管支炎をはじめガンの発症や変移疾患の危険性があります。
最近では無添加のキャットフードが増えてきていますが、今回紹介した安全性の高いキャットフード以外のものを検討している場合は十分に注意して選ぶようにしましょう。
キャットフード教授