エジプトやエチオピアが起源で、あのクレオパトラも可愛がっていたと言われる猫ちゃんがアビシニアンです。
ではアビシニアンを飼い始めた方、あるいはこれから飼う予定の方にとってどのような餌を選べばいいかわからないという人も多いかと思います。
そこで、アビシニアンに合った餌の選び方とおすすめキャットフードをランキングにして紹介していきましょう。
キャットフード教授
アビシニアンのキャットフードの選び方!3つのポイント!
アビシニアンの猫ちゃんの特徴として、活発に運動すること、そのために食事量が多いということを考慮すると以下の3つのポイントを抑えることがアビシニアンの猫ちゃんにとって大切です。
- グレインフリーで低炭水化物
- 高タンパクでヘルシー
- 含有成分が高品質で安全
さて、このポイントがアビシニアンの猫ちゃんにどのような影響をもたらすのかについて考えていきましょう。
1. グレインフリーで低炭水化物
アビシニアンだけでなく猫というのは小麦や米、大豆、とうもろこしといった穀物類の消化が苦手です。
また、アレルギーを起こす可能性もあるので穀物が不使用という証拠であるグレインフリーと表記されたキャットフードを選ぶようにしましょう。
また、穀物類は炭水化物量が多く栄養を補給する上ではあまり量が多いのはおすすめできません。
そこでグレインフリーで低炭水化物のキャットフードを選ぶようにしてください。
気をつけなければならないのはグレインフリーだからといって炭水化物量が少ないとは限らないということです。
それに加えて近年グレインフリーと表記されていても炭水化物量を多く含有しているキャットフードが散見されています。
猫ちゃんにとって必要な栄養素である肉類や魚類の動物性タンパク質を含有するよりも、豆類や芋類といった炭水化物を含有させたほうがコストは抑えられるからです。
グレインフリーだが高炭水化物といったキャットフードがあることを知っておきましょう。
大切なのは次のポイントで紹介するようにグレインフリーに低炭水化物に加えて高タンパク質であるということです。
2. 高タンパクでヘルシー
アビシニアンにとって動物性タンパク質というのは必要不可欠な栄養素なので、高タンパク質なキャットフードを選ぶのもポイントの1つとなります。
ただし、高タンパク質になるとそれだけカロリーも高くなりがちになってしまい、食欲旺盛なアビシニアンに高カロリーのキャットフードを与えてしまうとカロリーオーバーとなり肥満になりがちです。
そのため、高タンパクでありながら400kcalを越えない程度のヘルシーなキャットフードを選ぶようにしましょう。
猫ちゃんはほぼ肉食動物なので、肉・魚から摂れる動物性タンパク質によって栄養補給することができます。
そのため、アビシニアンが活発に活動するために必要な筋肉の維持をするためにも高タンパクなキャットフードを選ぶことは大切です。
また、新鮮な肉や魚には猫ちゃんの必須アミノ酸であるタウリンも含まれていますので、高品質な食材を使用しているキャットフードも選ぶ必要があります。
3. 含有成分が高品質で安全
ヒトが口にする成分というのは添加物の規定などが厳しく安全なものが好まれる傾向にあります。
しかし、キャットフードに含有されている成分には明確な規定がなく、人工添加物が含まれている、あるいはビートパルプのような抽出の際に化学物質を使用してその残りが食材内に含まれているという危険性があるので注意が必要です。
また、メインの食材となる動物性タンパク質も4Dミートと呼ばれるような低品質な肉・魚が含まれている可能性があるため、高品質で安全な食材で生産されたキャットフードを選ぶようにしましょう。
4Dミートというのは「Dead=死んでいる」「Dying=死にかけている」「Disabled=不具合」「Diseased=病気である」の頭文字を取った肉・魚類のことを指し、キャットフード内にしばしば含まれていることが見受けられます。
この4Dミートが含まれたキャットフードを与え続けていると発がんや変異疾患のリスクを高めてしまうので新鮮で高品質な食材を選ぶことがアビシニアンの健康を保つ秘訣ということを覚えておきましょう。
キャットフード教授
アビシニアン用のキャットフードの比較一覧!
アビシニアンにとって適切なキャットフードは先ほどの3つのポイントを抑えたものだということがわかってもらえたかと思います。
しかし、このポイントを抑えたキャットフードを市販されているものから選ぼうとペットショップに立ち寄ると、非常に種類が多いために時間がかかってしまうことが予想できるでしょう。
そこで、まずは当サイトで調査した88種類のキャットフードのうち、安全性基準ランクがA以上のキャットフードが10種類ありますので、この10種類からアビシニアンにとって適切なキャットフードであるか比較していきます。
キャットフード | グレインフリー | タンパク質含有率 | 安全性 |
カナガン | 60% (チキン) |
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モグニャン | 63% (白身魚) |
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ファインペッツ | 85% (アヒル&ニシン) |
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シンプリー | 73% (サーモン) |
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ジャガー | 80% (チキン) |
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オリジン | 90% (チキン) |
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アーテミス『オソピュア』 | 40% (サーモン) |
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アーテミス『フレッシュミックス』 | 33% (チキン) |
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アカナ | 37% (チキン) |
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ナウフレッシュ | 31% (ターキー) |
比較項目の1つ目であるグレインフリーに関しては、炭水化物量についても加味した比較となっています。
安全性基準ランクA以上のキャットフードということで、全てのキャットフードはおすすめできるものとなっていますが、炭水化物量に関しては比較では見えないほど若干の差が見受けられました。
ただし、大半がグレインフリーとなっていますので◯がついているため、次に紹介するおすすめキャットフードランキングで詳細をみていきましょう。
また、安全性に関しては人工添加物の有無・高品質な食材を使用しているかについて評価をしています。
人工添加物もランクA以上のキャットフードなのでどれも無添加で、食材も4Dミートを使用しているものはありません。
少し多くても比較したいということであれば、この10種類のキャットフードから選んでみると良いでしょう。
キャットフード教授
アビシニアンにおすすめのキャットフードランキング!
先ほど安全性基準ランクA以上のキャットフード10種類でアビシニアンの猫ちゃんに合うかどうかを比較していきました。
では、この10種類のキャットフードのうち、さらに3つピックアップしておすすめできるのはどれかを紹介していきますので、どのキャットフードが良いのか探すのが手間だと感じる方や、てっとり早くおすすめのキャットフードが知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
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カナガン
- グレインフリー
- 低炭水化物
- チキンをメインにした高タンパク高栄養
- 人工添加物不使用
- 材料は徹底した品質のものを含有
また、サツマイモを使用しているため炭水化物の含有率を抑え、猫ちゃんにとって必須アミノ酸であるタウリンもたっぷりと含まれているのでアビシニアンにおすすめのキャットフードとなっています。
シンプリー
- グレインフリー
- 消化率の高いサツマイモを使用で
- サーモンをメインに高品質なタンパク源
- 人工添加物不使用
- 品質管理が徹底された工場で生産
メインタンパクはサーモンでできているため猫ちゃんの消化に良い&DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)の血液サラサラ効果もあるキャットフードといえます。
ジャガー
- グレインフリー
- 肉と魚のタンパク質を使用
- 人工添加物不使用
- ヒューマングレードの厳選素材を使用
- タンパク質含有率80%の栄養価の高いキャットフード
特にヒューマングレードと呼ばれるヒトが食べても問題ない食材を厳選して使用しているため、よりアビシニアンの猫ちゃんに安全なキャットフードを食べさせたい方におすすめです。
アビシニアン用のキャットフードのQ&A!
アビシニアンは日本発症の猫ちゃんではなく、認知度もそこまで高くはないためまだまだ知らないことばかりだと思います。
特に気をつけたいのはアビシニアンがどのような病気にかかりやすいのか、キャットフードによって予防できるのかについてです。
では最後に以下のQ&Aについて応えていきましょう。
- アビシニアンがかかりやすい病気とキャットフードによる予防法
- アビシニアンの猫ちゃんには肉メイン?魚メイン?どっちがおすすめ?
アビシニアンの特性をもっとよく知ることで、より健康的に生活をさせてあげることができますのでしっかりと覚えておいてください
1.アビシニアンがかかりやすい病気とキャットフードによる予防法
アビシニアンは先天的になりやすい病気と、後天的になりやすい病気があり、先天的な病気に関しては遺伝の問題なので実はキャットフードでは予防することが難しいです。
そこで今回はキャットフードによって予防に期待ができる病気について紹介していきましょう。
- 拡張型心筋症
- 関節炎
- 糖尿病
拡張型心筋症は心臓の筋肉が次第に厚くなってしまうことによって呼吸困難や食欲不振、最悪の場合急死してしまうことのある恐ろしい病気です。
この拡張型心筋症は原因が明確にはなっていませんが、タウリン不足が原因の1つではないかとされています。
キャットフードに含まれているタウリンは、品質の高い肉・魚類に多く含まれているため、安全性の高いキャットフードを選ぶことが病気予防の1つといって良いでしょう。
関節炎や糖尿病はアビシニアンの猫ちゃんが肥満になってしまうことによって起こりやすくなる病気です。
アビシニアンは活発に活動する運動好きの猫ちゃんであるために、餌もたくさん食べがちですが摂取したカロリーがオーバーしてしまわないように気をつけなくてはなりません。
400kcal以上のキャットフードや逆に350kcal以下のローカロリーフードは食べ過ぎによる肥満を起こしやすくなりますので気をつけましょう。
2.アビシニアンの猫ちゃんには肉メイン?魚メイン?どっちがおすすめ?
キャットフードは大きく分けると肉がメインのものと魚がメインのものの2種類が存在しますが、アビシニアンの猫ちゃんにとってどちらがおすすめなのか疑問を覚える人も多いかも知れません。
この回答に関しては、「あなたが飼っているアビシニアンの猫ちゃんの好みによって変える」で問題有りません。
肉も魚も安全性に信頼ができる高品質なものであれば、栄養を十分に補給することができます。
ただし、強いて言うのであれば魚に含まれるオメガ3脂肪酸は、アビシニアンの猫ちゃんの毛艶をキープする上で有効的な栄養素です。
そのため、毛艶を整えたいということであれば、オメガ3脂肪酸が多く含まれている魚メインのキャットフードを選ぶようにしましょう。
オメガ3脂肪酸を含んでいるキャットフードというのは探してみると少ないことに気づくはずです。
今回おすすめしたキャットフードランキングのシンプリーにはオメガ3脂肪酸をたっぷり含有していますので悩んでいるのであれば検討してみてください。
今回はあくまで毛艶を整えるためにオメガ3脂肪酸が良いということを紹介したので、無理やり魚メインのキャットフードにするのは猫ちゃんが食べてくれない可能性ももちろんあることを覚えておかなくてはなりません。
猫ちゃんは好みが激しいグルメな性格なので、しっかりと猫ちゃんを一番に考えたキャットフードを与えるようにしましょう。